有限会社サトウ商事

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お盆飾り豆知識Trivia

お盆とは、正しくは『盂蘭盆会(うらぼんえ)』のことで、略してお盆といいます。釈迦の弟子の一人、目連尊者という人が、神通力で亡き母が地獄で逆さ吊りの刑をうけていることを知りました。何とかして救いたいと、釈迦に尋ねると、「旧盆の7月15日(現在の8月中旬頃)に、過去七世の亡き先祖や父母たちのために、御馳走を作り、僧侶たちに与え、その飲食をもって、供養するように」と教えてくれました。教えの通りにすると、目連の母親は無事成仏することができたといわれています。この言い伝えが、盂蘭盆会の始まりと言われています。 お盆の時期には先祖が浄土から地上に戻ってくると考えられています。ご先祖様を1年に1回、お家にお迎えし、ともにひと時を過ごしてご冥福をお祈りし、先祖の霊を供養します。

お盆飾りに使われる供物

13日の朝には、霊を迎える為の精霊棚(盆棚)を作ります。精霊棚(盆棚)を置く場所は、仏壇の脇、床の間、奥座敷、屋外などさまざまです。だいたいの地方では、位牌の前には、なすやきゅうりで作った牛や馬を供えます。これは、先祖の霊が極楽浄土の世界との行き帰りに「きゅうりの馬」に乗って一刻も早くこの世に帰り、「なすの牛」に乗ってゆっくりあの世に戻って行くようにとも言われています。 その他、香、季節の野菜、果物、故人の好きだった食べ物などを供えます。また、洗った米に、なす、きゅうりなどを賽の目に刻んだものを混ぜて、蓮の葉の上に盛り付けた、水の子と呼ばれるものも供えます。花も季節のものを生けて、欠かさないようにします。

1.盆ゴザまこも 仏壇の前に盆棚を置きその上に敷いてください。お墓の前にも敷いてご使用になれます。盆ゴザの上には季節の野菜や果物、好物だったものなどを供えてご先祖の霊をお迎えします。
2.ハスの葉蓮の葉 盆ゴザを広げた上にハスの葉を乗せ、季節の野菜、果物、ご先祖様の好きだった食べ物などをお供えします。
3.牛馬牛馬 ナスとキュウリで作り、牛と馬の代わりに使います。牛と馬は、ご先祖様が極楽浄土と現世との行き帰りにお使いになります。
4.盆縄盆縄 盆棚の前や、仏壇のあおり戸に掛けます。縄の間にはホオズキ、ぶどう、ミニとうもろこし、稲穂などの旬の物をはさむなどして吊り下げます。
5.提灯提灯 ご先祖様が迷わず帰ってこられるようにと、門口や仏壇・盆棚の前に提灯を灯します。また、提灯の火をお墓でつけ、霊を家まで案内します。
6.麻がら・松明麻がら 迎え火、送り火に焚いてください。迎え火は13日の夕方お墓や玄関の前で麻がらなどを焚き、道を明るくして,ご先様の霊をお迎えします。送り火は16日夕方、迎え火を焚いた同じ場所で麻がらなどを焚いて霊をお送りします。(地方によって異なります。)

お盆飾りQ&AQ&A

1.お盆の時期について

毎年、15日を中心に、13日を迎え盆、16日を送り盆といい、13日から16日の4日間を、お盆の期間とします。

2.お盆の過ごし方